6時間睡眠では足りない?
長時間睡眠の効果
6時間睡眠では本領発揮できません。この記事を読めば、長時間睡眠で得られる回復効果や仕事効率アップのポイントがわかりますよ。
今回は長時間寝ることによるメリットのお話です。
成人の適切な睡眠時間は、7〜9時間と言われており、この範囲をとることで体や心にさまざまな良い効果があることが分かっています。
十分な睡眠をとると、成長ホルモンの分泌による疲労回復や細胞修復、ストレス緩和、記憶力・集中力の向上など多くのメリットがあります。また、肥満や糖尿病など生活習慣病の予防にもつながるため、意識的に睡眠時間を確保することが大切です。
日本人の平均睡眠時間は欧米の先進国に比べ短いのですが、協会けんぽ奈良支部の睡眠時間のアンケートを見ると、実は奈良支部加入者は全国平均よりさらに睡眠時間が短く、6時間19分となっています。
※「奈良支部加入者へのアンケート」より
厚生労働省が出している最低推奨睡眠時間である6時間睡眠を10日間続けると、徹夜したときと同じくらいの認知機能低下が生じたという調査データがあります。
ただ、睡眠時間を確保したくても仕事が忙しい人も多いのではないでしょうか?
協会けんぽ奈良支部のアンケートでは、総労働時間が長いと睡眠休養の不良率が高いというデータもあり、労働時間が睡眠時間に与える影響も傾向として出ています。
※「奈良支部加入者へのアンケート」より
忙しさで睡眠を削ると、集中力低下やミスが増え、かえって労働時間が長くなる悪循環に陥ってしまいます。十分な睡眠は記憶力や創造性を高め、仕事の効率化につながります。個人だけでなく職場にも労働時間を適正化し、従業員が睡眠を確保できる環境づくりが求められています。
