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情報提供 NTT PARAVITA ねむりの応援団

column 2

朝スッキリ起きられないのはなぜ?
睡眠リズムを整えるヒント

「朝がつらい」「起きてもボーっとして動けない」そんな悩みを抱えていませんか?
実は、目覚めの悪さは“睡眠不足”だけが原因ではありません。

今回は睡眠と体内リズムについてのお話です。

体内リズムを整え、スッキリ目覚めるためのシンプルな習慣を紹介します。

朝スッキリ起きられないと感じるのは、睡眠の「量」だけでなく「質」や「リズム」に原因があることが多いです。たとえば休日に遅く起きてしまうと、平日とのリズムのずれが時差ボケ状態を引き起こし、休み明けの朝にだるさを感じやすくなります。

まず意識したいのは「朝の光」。起きたらすぐカーテンを開けて太陽の光を浴びましょう。光を浴びることで体内時計がリセットされ、眠気を促すメラトニンの分泌が止まり、脳と体が目覚めやすくなります。

また、朝に軽くストレッチや散歩を取り入れるのもおすすめです。血流が促進されて体温が上がり、覚醒ホルモンのセロトニンが分泌されることで、自然と「動ける体」になります。

日中の過ごし方も大切です。長すぎる昼寝や夕方の仮眠は、夜の睡眠リズムを乱し、翌朝の目覚めを悪くします。どうしても眠いときは、15〜20分ほどの短い仮眠にとどめましょう。

夜はスマホやPC等のブルーライトを避け、就寝前の照明を少し暗めの暖色に切り替えるのが効果的です。寝る前の強い光は体に「まだ昼だ」と錯覚させ、メラトニンの分泌を妨げてしまうからです。

スッキリ起きられる朝は、気合いではなく習慣でつくるもの。
太陽の光・軽い運動・リズムある睡眠、この3つを意識することで、だるい朝が少しずつ変わっていきますよ。

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NTT PARAVITA

2021年、NTT西日本とパラマウントベッドが設立。睡眠センサーによる「睡眠データ」を解析・活用し、未病の早期発見や健康促進を目的としたヘルスケア事業を展開。
行政や様々な業界に向けて睡眠改善・傾向増進サポートプログラムを提供し、従業員の健康維持と生産性向上に貢献している。

執筆メンバー

猪原 祥博

睡眠改善の専門家として、累計2,000日以上にわたり睡眠領域の事業推進に従事。これまで30本以上の睡眠セミナーを実施し、働く世代から高齢層まで幅広い層に向けて、睡眠習慣の改善や生活の質向上に貢献。

寺脇 沙緒里

管理栄養士として、病院や老人ホームなどで特定保健指導の経験を積み、NTT PARAVITA入社後はねむりのパーソナルトレーナーとして睡眠改善をサポート。複数企業の健康推進や健康経営に携わる傍ら、セミナー講師として睡眠に関する様々な講演を行う。

祝 絢美

管理栄養士の資格取得後、大学病院では年間600件以上の栄養指導にあたる。NTT PARAVITAに入社後は睡眠改善インストラクターを取得。病院、スポーツ、情報通信会社、電力会社、金融など幅広い業界を担当。夜勤者、スポーツ選手などの睡眠相談や、時には食生活のヒアリングを行いオーダーメイドの睡眠改善アドバイスを行っている。